子牛の体重当てクイズに悲喜こもごも
第76回玖西連合共進会(2026年11月1日)

▲最優秀に輝いた「10郎号」と出品者の森田真二さん(左から2番目)

さわやかな秋空の下、第76回を数える玖西連合共進会が岩国市周東町で開催されました。共進会とは、地域畜産の発展を目的に優れた産物を品評し、優劣を問う催しです。ここでは玖珂・周東地域で育てられた肉牛を審査し、その順位を決めます。そして、優秀と評価された肉牛は来る11月29日に行われる「食肉フェア」で来場者に振るまわれることになっています。

▲玖西連合肉牛共進会 会長・安堂光明氏

主催の玖西連合共進会会長・安堂光明氏が挨拶。資材や燃料等のコストの上昇に加えて、枝肉価格が低迷する等、畜産業界には厳しい環境が続いています。そのなかにあって、関係各位や団体からの協力に感謝し、今後も高森牛を消費者に信頼される銘柄として確立するために尽力することを誓いました。
そして、列席の岩国市長(代理)、山口県東部家畜保健衛生所長らの祝辞が続きました。

▲出品された肉牛と名簿

審査結果は、審査員を代表して山口県東部家畜保健衛生所の武久課長から発表されました。
最優秀賞は、昨年に続いて森田真二さん出品の「10郎」(去勢・862kg)。体重・幅及び肉質に優れていることが受賞理由です。
優等1席には有限会社岩国ファームの「勝森20」(去勢・718kg)、優等2席には高森肉牛ファームの「寿304」(去勢・716kg)がそれぞれ選ばれました。

続いて、これら3頭の公開競りが行われ、活発な競り合いが展開されました。

▲最優秀牛の競りの様子。左は落札した安堂畜産・安堂卓也社長

共進会のフィナーレは毎年恒例の子牛の体重当てクイズです。会場には子牛が一頭、展示され、元気な鳴き声を上げています。会場に集まった観客はその見た目とヒント(誕生日)を頼りに体重を予測して、事前に投票しています。

▲子牛体重当てクイズの体重測定

観客の注目を集めるなか、いよいよ子牛が体重計に乗りました。その体重は、141.5kg。見た目よりも重い結果に、会場からはどよめきが起きました。
結局、ピッタリ当てた人はおらず、これに最も近い143kgを予測した周東町の石井さんが優勝。景品の高森牛を手にしました。さらに続いて近かった4人にも高森牛やハチミツが贈呈されました。
最優秀牛当てクイズについては、当てた方が35名おり、抽選により2名に高森牛が贈呈されました

▲子牛体重当てクイズで優勝した石井さん(40)
▲最優秀牛当てクイズで優勝した一人、西村さん(22)

実は記者の家族も子牛の体重当てクイズに応募しましたが、20kgも軽い体重を予測してしまい、あえなく撃沈しました。最優秀牛当てクイズも含めると、7名に豪華な高森牛やハチミツが当たるこのイベント。来年も同時期の日曜朝にリベンジしたいと思います。

さて、来る11月29日(日)には第37回の周東食肉フェアが開催され、優秀牛が振るまわれることになっています。優秀牛たちの命に感謝し、畜産業者とその関係者の尽力に思いを馳せながら美味しいお肉をいただきたいと思います。