4年ぶりに開催! 周東食肉フェア

― 2023年11月26日(日)・周東ふれあい広場(岩国市周東町)―

周東食肉フェア2023

秋晴れのなか、4年ぶりとなる周東食肉フェアが開催されました。11時頃に会場に駆けつけてみると、すでに牛肉を振る舞うコーナーには長蛇の列です。この1日で2,500人がこのお肉を味わうとのこと。食事券を受け付ける安堂光明さん(安堂グループ会長)も、大忙し。天候の良さもありますが、コロナ禍から丸3年…、お客さんの「待ってました!」という勢いを感じます。

周東食肉フェア2023

恒例の牛の丸焼きでは、安堂卓也さん(安堂グループ社長)が火加減の調整に余念がありません。その横では、各畜産業者から集まった肉職人たちが、小分けした肉を再び火で炙り、さらに鉄板の上で細かくカットしています。普段は肉加工の始まりから販売まで、各所で働いている人たちです。一堂に介して働く姿は、他では見れない珍しい光景です。
「食肉加工にはいろんな工程があります。丸焼きからみなさんの口に入るまでを見てもらうことで、命をいただくことの大切さや、そこで働く人たちのことが、少しでも伝われば、嬉しいですね」と、安堂卓也さんは丸焼きの意義を語ってくれました。

周東食肉フェア2023

丸焼きの会場近くでは、さっそく家族連れが舌鼓を打っていました。「いつもより、おいしい!」と、豪快にお肉をほおばる子どもたち。そばで、ご家族がほほ笑んでいます。

周東食肉フェア2023

周東食肉フェア2023

美味しいのは、その場で調理されているからだけではありません。ここで振る舞われたのは、つい3週間前、第73回を数える玖西連合共進会(地域の畜産業発展のために肉牛を展覧し、優秀を品評する会)において、最優秀になった牛なのです。地元の畜産農家・森田真二さんが丹精込めて育てた高森牛。森田さんが育てた牛は過去に、全日本牛枝肉コンクールで全国1位に輝いたこともあります。そんな高森牛のなかの高森牛と知ればなおさら、美味しさも増すというものです。

周東食肉フェア2023

第34回目の周東食肉フェアは、他にも実にさまざまな食事ブースが軒を連ね、地元産の野菜などの産品も販売されて、大賑わい。改めて、このようなイベントが毎年、開催されることの有難さを実感した一日でした。会場の設営や駐車場案内をはじめイベント運営に尽力されたたくさんの関係者さんに感謝するとともに、命をいただいた牛さんにありがとうと言って会場を後にしました。